沖縄の通夜・葬儀参列時の服装
沖縄のお通夜や葬儀のマナーや服装は、全国と比べて異なることが多く、特に沖縄の猛暑は暑いため、かりゆしウエアが会葬者の服装として増えてきています。そこで、今回は沖縄のお通夜や葬儀にふさわしい服装マナーの基本をご紹介します。
沖縄での通夜の服装~男性の場合~
・黒や濃紺、チャコール、グレーなどの光沢のない地味なスーツが良いでしょう。ワイシャツは白を着用します。
・光沢のない黒ネクタイや黒無地ソックスを身につけましょう。
沖縄での葬儀の服装~男性の場合~
・夏場の沖縄は猛暑が続くので「葬儀用かりゆしウエア」を着用するのもおすすめ。
・喪服としての漆黒の黒を用いた無地タイプを用意しておきましょう。下のズボンは光沢のない黒ズボンを着用してください。
・スーツの場合は、光沢のない漆黒の黒いブラックスーツを選びましょう。
・靴は光沢のない装飾のないタイプを着用し、靴下は黒無地を選びましょう。
沖縄での通夜の服装~女性の場合~
・光沢のない黒や濃紺のスーツやワンピース、パンツ、スカートなどを着用しましょう。
・ブラウスなどのインナーを着用する場合は、黒を選びましょう。
・通夜の場合は、「突然のことで駆けつけてきました」という意味合いをもたせるために、肌色のストッキングでも構いません。素足はNGです。
沖縄での葬儀の服装~女性の場合~
お通夜の服装と同様、光沢のない黒や濃紺色のスーツ、ワンピース、パンツ、スカートが基本です。
スカートの場合は、ひざ下丈を選びましょう。
夏場であっても肌の露出は控え、七分丈以上を選ぶようにしてください。上着を準備して、葬儀が始まる前に上着を着用しましょう。
ストッキングは、透け感のある黒を着用します。柄付きストッキングはNGです。
女性のヘアー・メイク・ネイル
・ロングヘアの人は、黒ゴムで一つに束ね、耳より下の位置でまとめましょう。
・ノーメイクの場合、顔色が悪くなってしまいます。ベースと眉毛を整え、口紅は淡い色で薄くつけましょう。
・爪は綺麗に切っておき、透明・ベージュ系・薄いピンクを選びましょう。派手なジェルネイルをしている人は、ベージュやピンクなどの肌馴染みの良いマニキュアをジェルネイルの上から塗って隠すことができます。葬儀が終わったら除光液で落とせます。すぐに対応できるのは、葬儀用の黒い手袋で隠すという方法もあります。
女性のアクセサリー・小物、他
・基本的に、結婚指輪以外のアクセサリーは着けなくて良いとされています。
・喪主や親族は、黒か白の真珠の一連のネックレスを身につけましょう。(二連や三連のネックレスは、不幸が重なることを連想させてしまいます。)
・鞄は、黒色で金具がないものを選びましょう。持ち手がチェーンのものは控え、小ぶりのサイズの手提げタイプやセカンドバックタイプがおすすめです。
・靴は、黒色で金具がなく光沢がない素材が良いでしょう。ヒールが高すぎる派手な印象を与えますので、3~5センチ程度を目安にしましょう。
・ハンカチやスカーフは、黒か白無地を選びましょう。
・時計は、黒いベルトもしくは銀のベルトを身につけましょう。和装の場合は、外したほうが無難です。
・香水は付けるのはNGです。
子どもの場合
・制服がある場合は、制服を着用しましょう。制服は、子どもの礼服とされているのでお通夜でも葬儀でも使うことができます。
・制服がない場合は、男の子は黒や紺、グレーなどのブレザーとズボン。白いワイシャツ。女の子の場合は、黒や紺、グレーなどのブレザーとスカート、またはワンピース。
・靴は派手な色は避け、黒を選びましょう。
・赤ちゃんや小さな子どもの服装は、白やモノトーンの無地でそろえましょう。キャラクタープリントは避けてください。